古いホームベーカリーや古いオーブンでも、慣れてくればおいしくパンは焼けます

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あんなに、ホームベーカリーもヘルシオも最上位機種がいいと煽っていて恐縮ですが、原理原則を知っていれば、古い機種でもちゃんとパンは焼けます。

こちらは、中古で1万円のホームベーカリーに、10年くらい前に北海道で買った安い少し小さめのパナソニックのオーブンレンジで焼いたパン。特に大きな問題なく、おいしく焼けました。

中古のホームベーカリーは、インバーターが2014年位からつき始めているので、とりあえずはインバーター付きのHBを手に入れれば大丈夫です。ほら、前に記事に書いたとおり、けっこうな皆さまが手放しているので、それなりに中古で状態のよいものが安く手に入ります。
katsumakazuyo.hatenablog.com

私が好きなのは、この辺のクラスの中古です。1万円くらいで手に入ります。

生地コースは1種類しかないので、それをつかっています。ガス抜きは、軽く生地づくりをすこし再開させてざっと抜いたあとは、ちゃんと手で分割して、ガス抜きします。最上位機種ほどは細かい作業の分類ができないので、そのへんは手で補います。

パナソニックのオーブンレンジは当時6万くらいで買っていますから、たぶん、いまでも中堅クラスで、同等クラスは5万前後くらいで買えると思います。発酵機能は35度が一番低い温度なので、35度で60分ほど毎回発酵させています。スチーム機能もないので、天板にすこし水を張って、補います。

発酵が終わったら、手動で焼きます。オーブンを十分に180度まで予熱したら、あとは、食パンケースごと入れて、35分で焼き上がりです。

正直、パンの味に与える影響は材料7割、機種3割位なので、小麦粉やイースト、塩などの材料がよければ、あとは少し最新版に比べて足りないところは人間の労力で補ってあげれば、そこまで出来はかわりません。

私は20代の頃からパンを焼き続けているので、なんとなく、水分量とか、天候に合わせた発酵温度や分数の調整とか、雰囲気でやっていますが、たぶん、そういった勘ができてくると、特に高い機器でなくてもだいじょうぶだと思います。

逆に、せっかく高い機器を買っても、うまくなめらかなガス抜きができなかったり、いじりすぎで生地をだれさせたりしてまうと、おいしくなくなってしまいます。

パンづくりはほんと、慣れなので、慣れるまで楽しんでもらえるといいかなーーー、と思います。