カタン戦略論その2。鉄の使い方のイメージが湧かないという人がいたので、補足

カタンの戦略論の続編です。最初のコツはこちら。

katsumakazuyo.hatenablog.com

鉄の使い方がいまいち分からないという声があったので補足です。

こちらは今朝、私がAndroidのカタンクラシックでCPU上級相手にわりと楽に勝ったボード画面です。私が左下の赤になります。

初期配置の順番がランダムで一番最初を取れたので、まずとったのが、真ん中の下の

10鉄-5鉄-8木

の開拓地でした。

ここは、10-5-8ですから、サイコロ2個の確率が3-4-5となって、生産力も12/36で優秀だし、なんといっても、7/36で鉄が取れる、鉄の一等地です。

2番目の開拓地はもう、最後の番なので、3つ取れる開拓地があまりいいのがなかったので、麦の8を優先して、左上の8麦-10レンガの3-1港を優先しました。ここだと、5-3で8/36なので、さほど優秀な生産力はありませんが、まぁ、1個めが12なので、合わせて20/36なら、まぁまぁです。

そして、ここの初期配置の戦略は

・羊をあきらめる。もともと羊は2-3-5-11と、もともとかなり羊がとれないボードなので、無理して取らずに、3-1港か、あと、木の2-1港を優先して取って、羊は貿易か、交渉で取る

ということにするわけです。また、2つめに取った8麦-10レンガの開拓地の右下にある8麦-3木-4木の開拓地も、私の順番がサイコロ順で1番で有利なので、ほぼ取れそうだったので、ここもすぐに取ることにして、これで生産性も高いし、木港があれば、羊はなくてだいじょうぶです。

2番目の開拓地を、8麦-10レンガと8麦-3木-4木のどちらにするかも選択だったのですが、生産量は8麦-3木-4木が2/36多いのですが、2の違いだったら、木はもう8の木があるので、逆に木港や次の生産地を取るのに有利なレンガの方を選びました。レンガは生産地が3つしかないので、割と貴重なので。

この配置だと、なんといっても、ほぼ鉄を一手に生産できるので、開拓地を立てたくて、なにか足りない資源、特に羊が不足しているときには、鉄と羊を交換してくれるプレーヤーがいますから、羊不足はなんとかなります。

そして、他の人が都市を作れない間にさっさと都市を作ってしまって、そうすると、残りの3人からむちゃむちゃ盗賊が出ますが、盗賊が多少出ても力技で乗り切って、勝ってしまう戦略です。

ある意味、鉄は流動性の高い通貨みたいな役割をカタンでは果たしますので、初期配置では、私のやり方ではとにかく鉄と麦を抑えてレンガと木と羊についてはそのうち二つ取れればまぁいいかなというイメージでプレーしています。

その代わり、必ず港を抑え、3-1と2-1を一つずつ取ることができれば、あとは勝ちパターンです。

この初期配置の場合、羊がほとんど取れないので、発展カードを引くのは諦めます。発展カードを引くのがポイントということを前のアドバイスではまとめましたが、これも配置によって優先順位を柔軟に変えるわけです。

ある意味、カタンというのは何が一番希少資源で優先順位をどのように持っていくかということを見抜くゲームではないかと思います。