まわりで、なかなかカタンが勝てないという人がいるので、カタンのちょっとしたアドバイス5つまとめました

最近はよく、ボードゲームのカタンを遊んでいます。

選手権に出るほど強くはありませんが、一応周りのさほどやりこんでいない人とやると、大体勝率が8-9割ぐらいです。CPU相手だと、カタンVRだとほぼ100パーセントに近くて、AndroidののカタンクラッシックでCPUの設定が上級で60-70%くらいというところでしょうか。

前にクスクスでやったときにも、5回やって、私がどの人の組み合わせでも5連勝だったので、周りが熱くなっていました。勝間塾カタン部でも、現在6連勝中です。

私もはじめは強くなかったのですが、最初に日本チャンピオンから勝つコツについて流れを教わったのと、そのあと自分でやっていて、なんとなくこの辺を抑えると勝てるのかなということが分かってきました。

まず、大事なのは、なんといっても初期配置です。カタンは毎回ボードの形が変わるので、初期配置がどこがいいかということを見極めるのが難しいのですが、以下のようなことを考えます。

その1 その時のボードで、重要資源は5つの資源うちどれか、見極める

通常、平たければ、最重要資源が鉄で次が麦になるのですが、場合によって鉄が全く出ないボードの時には、ほとんど出ない鉄の土地よりもよく出る木や羊を取ってそれを貿易した方が特になります。

ちなみに、なぜ、最重要資源が鉄かと言うと、例えば都市を3つは作りたいのですがそうすると9枚必要ですし、その上、発展も5枚は引きたいので、さらに5枚で、合わせて14枚は鉄が最低要ります。

一方、木やレンガは開拓地を2つか、多くても3つしか作りませんし、道は2本もらっているから、最低枚数は道2本と開拓地2つで、4枚しかいらないことになります。そのため、終盤になるとレンガや木が余って交渉力が低くなるのです。

最長交易路を取ることも必要ですが、最長交易路は初期配置段階で取れそうだったら取るぐらいでいいかなと思っています。

ただし11の鉄が出るのは36分の2ですが8の木が出るのは36分の5になりますので、木の港を取ることができれば36分の2.5の確率で鉄が手に入りますので、そういう時には6や8の木と木の港を取ることを優先します。

その2 拡張の余地がどのぐらいあるのかを考えて、初期配置をする

最初のうちのプレーヤーは比較的積極的に交渉に応じてくれますから、二つの開拓地をもらった後で、三つ目の開拓地ぐらいまではわりと楽に作れます。従って最初の2つでうまくバランスよく資源を取れなくても三つ目の開拓地が良い場所にとれそうな場所に開拓地を作ります。

特に3-1港は重要で、ついつい欲張って中央に伸ばそうとしますが、港が一つあるかないかでその後のバランスが随分変わってきます、港の存在により残りの資源地が生きてくるのです。

また、初期配置を都市にする時は倍々で生産力が変わっていきますので、最初に生産性の低い初期配置を取ると、都市化した時にも対して高い生産性になりませんですので6や8の周りに取るということをやはりとても重要なのです。

初期配置はとりあえずこれぐらい考えるとして、次にやっていくことで考えるべきことは交渉です。交渉については以下のようなことを考えます。

その3 相手が開拓地や都市を作れるタイミングでの交渉には、自分も開拓地や都市を作れるタイミング以外ではなるべく応じない

カタンのゲームの特徴は、開拓地や都市を作ると、それによってどんどん再生産ができるようになることです、どうしても私達は自分にない資源をくれる人がいる時に安易に交渉に応じてしまいがちですが、自分がその交渉によって新しい生産地を作れないにも関わらず、向こうが作れてしまう時には不利になりますので、そう言う時の交渉は慎重に構えます。

特にその時のトッププレイヤーと交渉しないというのは基本です。トッププレイヤーがどんどん生産力を上げると、他の人がどのサイコロの目が出ても追いつけなくなります。

そして、カタンで勝つために必要なのは発展カードを上手に使うことです。私の発展カードのおすすめはこんな感じです。

その4 発展カードが引けるタイミングでは、もう1周で都市材が確実に集まる見込みが無い場合には、躊躇せずに引いておけ

発展カードを引きすぎると、都市が作れなくなるので、そのバランスに気を使うことになりますが、例えば鉄が2枚に、麦が1枚、羊が1枚ぐらいしか手元になかった場合に都市を作るためには、あと鉄1枚麦1枚必要ですから、次の1周で、それが都合よく手に入ると言うことはあまりないのです。

それよりも、そのカードを待ってる間に、盗賊にやられたり、他の人に盗まれたりする確率の方が上がってしまいますので、自分の防衛力を上げ、そして発展カードによるボーナスを得るためにもさっさと発展を引いてしまう方がおすすめです。

カタンの発展カードの枚数は25枚しかありませんので、数が限られていますから、カタンでの1番の希少資源は、実は発展カードです。特に発展カードは何を引いてもメリットがあって収穫であれば都市が作りやすくなりますし、独占であればうまいタイミングで使うとこちらも確実に都市を一つ増やせます。街道建設でも騎士でもポイントでも全て良いカードばかりです。

その5 勝利のシナリオは複数用意しておいて、出目によって変える柔軟性を持つ

どの方法で10点になるかについては、一つのルートで決めうちをせずに、複数の方法を用意しておくほうがいいです、それはなぜかというと、サイコロの目が偏るため一つの方法だとその方法のためのサイコロの目が出ないとうまくいかないからです。

私が好きなのは、だいたい下記の方法です。

  • 最長交易路または騎士で2点
  • 勝利カードで1点か2点
  • 都市3つ
  • 開拓地を1つか2つ

うまく勝利カードが引けない時には開拓地を増やしますし、最長交易路や騎士が取れない時には、都市を3つではなく4つ作るようにします。

出目の偏りに対する影響を防ぐためには、できれば同じ目に自分の開拓地や都市を偏らせることなくある程度複線化した方がいいと思っています6と8はよく出ますので、6ばかりや8ばかりではなく、両方持っておくと楽になります。

また、盗賊は6や8に出やすいので6や8に持つとしたら複数の人と持つことによって、盗賊が出た時に自分だけが不利にならないようにと考える方法も必要です。そうすると、自分だけではなく、相手も一緒になって騎士を出して盗賊をどかしてくれます。

いずれにしても、色々遊ぶ方法はたくさんありますので、ここに書いていないことでも色々皆さんの工夫があると思いますので、もし良かったらブックマーク等で色々教えてください。

今度、クスクスでカタン大会をしようと考えていますので、カタン好きの皆様もしよかったら是非ご参加ください。勝間塾でも、VRゴーグルによる対戦を行っていますし、東京でも大阪でもボードゲームで対戦を行っていますので、もしよかったらこちらもご参加ください。

カタン大会のURLはこちら。

ふゆかつカタン大会@五反田クスクス

追記

鉄の使い方、こちらに補足しました。

katsumakazuyo.hatenablog.com

10月17日追記

ぶじ、こちらの戦略を使って、勝てなくて悩んでいた人は、大人気なく家族カタンで勝てたそうです(笑)。