カタン戦略論その3。こちらは、鉄が取れないときの勝ち方。麦畑をひたすら、寡占する

こちらは、鉄が取れないときの勝ち方です。私が初期配置の順番が3番目で、10と5の鉄を両方取れる場所に置けないので、1つ目は

5鉄-6麦-11木

という、生産量が4+5+2で11/36というまぁまぁの鉄と麦の土地を手に入れました。問題は2つめで、本当はほしいのがレンガと木と羊なのですが、そうすると

4レンガ-9羊-11木

の生産量3+4+2という、9/36の土地になるし、しかもこれだと、鉄は5が1枚、麦は6が1枚となって、どちらかに盗賊を置かれると、身動き取れなくなってしまいます。

そこで、リスクを取って、

5-8-10

の下の真ん中にある麦畑を占領します。そうすると、生産量が4+5+3の12/36となり、もともと取っている11/36の土地と合わせて、4人のプレーヤーのうち、生産量がトップになります。

そして私がここに置いてしまうと、他の人が麦を相当取りにくくなるので、麦は常に開拓地でも、都市でも、発展でも必要なので、みんな麦を積極的に交換しに来てくれます。

特に、緑のよく鉄が出る人が、麦が10ひとつしかないので動けなくなり、私と積極的に鉄-麦とか、羊-麦の交換をしてくれるようになるので、それで不足分は補えることになります。

そして結果は、辛勝ですが、都市3つと開拓地1つ、最長交易路に勝利ポイント1で勝ちました。

麦畑を取ったあとに、鉄の2を取るのも意外と重要で、だいたいカタンは20ラウンド前後しますから、サイコロが80回は振られるので、1/36しか出ない鉄でも、2-3回は出ます。

本当は、麦港が取れていてばもっと楽に勝てたのですが、まぁ、地形的に取れないときには、3-1港でも大丈夫です。

出目に左右されない生産量を持っていると、勝利のシナリオが描きやすくなります。