Apple Watch と Huawei GT のスマートウオッチ比較。得たものと失ったもの。やはり、電池の持ちや、無限の文字盤バリエーションは魅力。ブルーオーシャンの戦略キャンパスを思い出す。

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私はもともとアップルウォッチのヘビーユーザーでしたが、数年前からファーウェイ GT シリーズに乗り換えました。今でもメインでは GT シリーズを使っていて、外出をする時だけ、左手に24時間ほとんどつけてる GT シリーズに加えて、右手にApple Watchをつけるようにしています。

Apple Watch から Huawei GT に乗り換えて何を得て何を失ったかということをまとめておきます。

得たもの

・24時間つけても1週間以上続く電池性能

Apple Watch では睡眠トラッキングをするにはちょっと電池が持たなすぎて現実的ではありませんが、ファーウェイでは楽々できます。また、10キロぐらいの散歩のトラッキングをするとHuawei では電池がほとんど減りませんが、Apple Watch の方は2/3ぐらい減ってしまいます。

・パスコードがいらない

Apple Watch をつける時には必ずパスコードを入れなければいけないのですが、電子マネー機能がない分、パスコードが必要ないです。これ時計として使うには結構重要です。

・丸いフェイス

細かい話ですが、私はフェイスが四角いのが気持ち悪かったのです。やはり時計は丸くあってほしい。

・盗難に対しての安心感

一度私ゴルフ場のお風呂場で AppleWatch を盗まれた事があって、電子マネーの盗用も心配でしたし、またそもそもそんなに高いものではないので誰も盗まないという安心感もあります。

・Android でも iPhone でもつながる

私はもうiPhoneユーザーをやめていたので、Apple Watch が iPhone 専用なのは地味に不便です。普段はいらないのですが、色々なアップデートをしようとした時に必要になります。

・値段が半額

アップルウォッチは買い換える時に毎回えいやと勇気がいりますが、GTシリーズは2-3万円なので、割とサクサク買い替えたり、買い足せたりします。

・文字盤が無限にある

アップルウオッチの文字盤は40種類ぐらいですが、GTシリーズは無料から有料まで、数百とか数千の単位であります。私も相当な数、ダウンロードして、よく取り替えて使っています。

失ったもの

・電子マネー機能

アップルウオッチがあった頃は一番使っていたのはこの機能なので、Huawei にした時によく間違えて HUAWEI の時計を改札で叩いてしまいました。

・音声入力機能

アップルウォッチの頃は Siri を呼び出して色々な指示を出すことができましたが、それができなくなりました。

共通する機能

・通話機能、音楽を聴く機能、体活動計測など、基本的な機能

この辺の一連の機能はほとんど差がありません。むしろ私の Apple Watch はシリーズ3なので、最新のGT2 Proに比べると、血中酸素濃度とかストレス測定とかがなくて、さすがに色々と見劣りがします。

結論から言いますと、結局私はスマートウォッチをメインで体活動計として使いたいので、24時間監視してもらうためには、電池の持ちが必要です。なので、Huawei GTシリーズのほうが電池の持ちを気にしなくていいので楽です。電子マネー機能の方は1日に数回使うだけなので、その時だけアップルウォッチをつけるか、あるいは、View Suicaのカードやバーコード決済でも代用できます。あと、文字盤をいろいろと取り替えたり、自分でカスタマイズできるのは地味にモチベーション高まります。

どうしてもこのような比較をするとブルーオーシャン戦略の、コストを下げつつも新しい価値を出すという戦略キャンパスを思い出してしまいます。顧客にとって不必要な機能を削って、ものすごく必要なものを入れることで顧客が乗り換えるという話です。ブルーオーシャン戦略の中では、ワインの栓をコルクからスクリューに変える話がありましたが、私にとっては、電池や文字盤はそんなイメージです。

もうすぐ、GTはGT3も出るようですが、とりあえずは、GT2シリーズでいいかな、と思っています。

ちなみに私のせいで、私の周りの人はけっこう、アップルウオッチからGTに乗り換えています。今のところ大きな不満はないみたいです。まぁ、私にとって、地味にオーバースペックなんですよね、アップルウオッチ。これはiPhoneも同じといえば、同じです。