私の家で食事をした人がもっとも驚くものの一つが
「ホームベーカリーで作った天然酵母のパンの美味しさ」
です。
ホームベーカリーというと、手軽で作りたては美味しくてても、でもそのうち固くなって不味くなったり、あるいは味そのものはお店のパンにはかなわないと思ってる印象の人が多いようです。
その印象が、天然酵母の全粒粉のパンを食べると一変します。時間が経ってももちろん美味しいし、なんと言っても、小麦粉の味がしっかりと味わえるのです。
ところがこれを自宅で真似しようと思っても、結構苦闘をする人が多いようなので、複数の人を見た時に、多分ここを抑えればできるのではないかというポイントをまとめておきます。
その1 全粒粉は国産のものを使わない
もともとパンを作る時に国産小麦は難易度が高いのですが、全粒粉も同じく国産にすると膨らまずに難易度が上がります。
私はこちらの全粒粉を使っています。
その2 天然酵母はホシノとパナソニックのホームベーカリーの組み合わせが無難
パナソニックのホームベーカリーには、上位機種には天然酵母コースがあり、しかもこの天然酵母はホシノの天然酵母の発酵に合わせてチューニングがしてあります。なので、パナソニックとホシノの組み合わせであれば大きな失敗はないはずです。
その3 慣れるまでは、具材をなしに、半分は白い強力粉をまぜてスタート
いきなり全粒粉100%でやって、しかもイチジクや木の実など多くの具材を入れると膨らまずに失敗する可能性が高くなります。なので、まずは手なれるまで、全粒粉を例えば50%にしたり、あるいは具材をなしにして落ち着いたら少しずつ前に進んでください。
天然酵母は種おこしをしたら1週間程度で使い切ってくださいと書いてありますが、冷蔵庫に入れておくと大体3週間ぐらいは持つので、私は、いっぺんに100グラムぐらいの天然酵母の種に200グラムの水を入れて、1度に10回分ぐらい作ってしまいます。
ホームベーカリーの付属機能でも発酵はできますが、1度にたくさんは種おこしができないので、パンをよく作る人ですと、ヨーグルティアとかあるいは専用の発酵器があると便利だと思います。