音声入力による生産性の向上は、ざっくり「3倍」くらいのイメージ

私は、2009年ごろから継続的に音声入力を試してはやめて繰り返しでしたが、2016年ぐらいから、ようやくキーボードの生産性に追いつくようになりました。

そして2017年に完全に逆転しました。特に、ドラゴンスピーチでは様々な文脈に従って単語を選ぶのが難しかったのが、iOSの音声入力中心にすることによって、前後の文脈から正確な単語を読み取る確率が上がったため、変換ミスがものすごく少なくなったからです。

そのことによって文書作成の能率がどのぐらい上がったのかなと言うことを考えましたが、ざっくりと

3倍

だと感じています。

3倍と言うのは、私がこれまでと同じ時間を原稿や文章の作成に使ったときに、3倍早くできるか、あるいは同じだけの時間を使ったら3倍の分量位できるイメージです。

有料のメールマガジンも毎日書いていますが、音声入力を使っていないころは、大体1,200字位で私の気力が切れてしまったのですが、今は3,000~3,500字位、一気に書いても問題がありません。

結局、キーボードで文字を入力すると言う作業自身が、私にとっては、極端な単純作業だったのだと思います。頭の中にあるものをキーボードで出力しようとしても、キーボードのスピードと、その入力ミスが足を引っ張ります。

私は、親指シフトで入力をしますので、特に遅いわけではありません。全角漢字かなで、1分170文字前後です。それでも当たり前ですが、頭の中に浮かんだ文章をキーボードに乗せる前に、一部消えてしまうのです。

あとどうしても、親指シフトその他、キーボード入力でついついやってしまうのは、

無意識のうちに表現を簡略化する

ということです。

ちょっとした比喩とか、細かいエピソードとかを、例えば音声入力であれば口で話すことができるのですらすら話せるのですが、キーボードで打とうとすると、特にエピソード系は文章が長くなるため、まあいいかと端折ってしまいます。

このブログを開設してから、多くの人に更新頻度に驚かれるのですが、やはり私はこれも、もしキーボードでいまだに打っていたとしたら、更新頻度は今の1日4から5記事に対して、おそらく1つか2つがいいところだと思います。

そのかわりまぁ、様々な入力ミスがありますので、それを読者のみなさまにご指摘いただけるのはとてもありがたいです。

私の有料メールマガジンのサービスのほうも、2人体制で誤変換や誤入力をチェックしていますが、それでもたまに漏れてしまうため、よく購読の皆様が暗号を解いてくださっています。

とりあえずそれでも続けられるのは本当に音声入力のおかげとそれを辛抱強く読んでくださる皆様のおかげです。感謝しています。