リーダーシップ論で久しぶりに面白い本を読んだので紹介したいと思います。
どういう内容かと言うと、要はリーダーが公明正大で、信頼できて、嘘をつかずに、その人の特性を活かしながら素晴らしいリーダーシップを発揮してるということは原則として嘘だという話です。
リーダシップ論を習うとどうしてもきれいごとが多くて、部下のことを思いやらなければいけないとか、真実が重要であるとか、嘘をついてはいけないとかそういうことがずっと書いてあります。
しかし実際のリーダーというのは政治家にしろ CEO にしろ、様々にずるい手段を駆使して嘘もついていて人を痛めながらも実は出世をしているという話です。
しかもなぜそれが必要かと言うとそうしないとリーダーシップが取れないからという逆説的な話でした。本当に公明正大で信頼できて嘘をつかないようなリーダーであると、逆に市場から排除されてしまうばかりか他の企業や国に乗っ取られたりしてしまうのです。
興味深い本でしたのでもしよかったら読んでみてください。なぜ嫌な人たちや性格が悪い人達が世の中を変えたり、世界を牛耳ったり、会社を建てたりしてるのかがよく分かると思います。