これまで散々どうやってAndroidからリモートマウスで上手に音声入力をパソコン側に流すかということを工夫してきましたが、最近ふっと気づいたことがあります。それは、ひょっとしてピンマイクがAndroidの音声入力に有効であれば Windows 11の標準の音声入力をピンマイクで使えば、そのままそれですべてが完結ではないかというアイディアです。
もともとWindowsの標準の音声入力はいちいちオンとオフをするときにピッと鳴るのが鬱陶しかったのと、場所がいつも真ん中の下の方に出てきて画面上邪魔になったので使わなくなっていたのですが、どこで変わったのかは分かりませんが、最近、画面の右側に 1回ずらすと、そのままずらしたまま出てくれるので、鬱陶しくなくなりました。
加えてピッという音については消し方がわからなかったのですが、もうこれは初めからパソコンの音声を消してしまえばピッという音も出なくなります。
また、肝心の漢字かな変換の能力ですが、おそらくGoogleのアシスト音声入力よりもSimejiの入力よりも精度が高いです。これまで精度がいまいちだったのはパソコンが当然私の顔から画面が離れていて、その画面のところにマイクがあったので、そもそも音声の精度が悪かったからのようでピンマイクを使うようになったら劇的に良くなりました。
私が音声入力の基本機能として望む、句読点の自動挿入についても比較的他のものよりも相当的確な場所に入っていきます。これはちょっと驚きでした。特にSimejiやGoogleの音声入力は文末の句点をわざわざ自分で入れなければいけないのですが、Windows11の場合は、自動で適確に入れてくれます。
他のものとちょっとだけ使い勝手が違うのは音声入力の開始は同じようにフットスイッチでできるのですが、終了についてはすぐにフットスイッチで終了させてしまうと、そこで漢字かな変換がされないまま入力が終わってしまうので、一瞬待って漢字から変換が終わるまでフットスイッチを押さないような習慣が必要です。その代わり、終了時点でフットスイッチを押さなくても自動で入っていきます。
音声入力の変換のスピードはGoogleとSimejiのちょうど中間位ですが、別に遅いわけではないので実用上これで充分です。
キーボードでこの音声入力をトグルしようとするとWindows + hでちょっと面倒くさいのと、マウスであればカーソルをその位置にいちいち合わせるのは大変ですが、フットスイッチであれば、ショートカットキーボード入力が楽楽できますので、フットフイッチとの組み合わせだと相当実用的です。
私がたくさん買ったPixel6もこうなってくると、普段持ち歩く1台以外はいらなくなってしまうので、一体何の用途に使えばいいのかと途方にくれてしまいました。
いずれにしてもより良い方法が見つかるということは私の仕事の効率にとっては良いことなので、まあ試行錯誤の末、新しい方法が見つかったのであれば、それで良いことにします。