私は普段使ってるほとんどのノートパソコンにorzという配列を入れています。これはどういうものかというと、親指シフトの一種なのですが、通常の親指シフトの場合にはJを人差し指にしますが、それだとJISキーボートだとちょっとつかいにくいので、右手を全体的に一つずらしてKを人差し指にして少し変換キーやその他のシフトキーを押しやすくした親指シフト配列です。
ところが、最近買ったゲーミングノートはたまたまJキーの真下に変換があったので、わざわざorzにしなくても親指シフトが打てたので、特にorzにしていませんでした。
そしたら不思議なことに、エンターキーとバックスペースキーの押し間違いがすごく増えたのです。つまり、親指シフトのホームポジションに手を置いていた時に小指を伸ばしても、エンターキーやバックスペースにそのままでは届かないのです。
不思議だと思ったらorz配列の作者のものくろさんから
「JISキーボードは元々英語キーボードに比べて右側に1列たしているので、エンターキーとバックスペースが遠くなってるから、右手を一つ右側にずらしているorzのほうがエンターやバックスペースを押す時には、JISキーボードではバランスがいいはずです」
と教わりました。
な、なるほど、それはそのとおりだと思いました。
なので、私が通常の親指シフト配列で使っていたゲーミングノートも、orzにすることにしました。最大の問題は何かというと変換キーが、Jキーの下にあるので、Kに対する変換キーとしては、ちょっと使いにくいことです。
なので、右側の親指シフトキーは「カタカナ・ひらがな」変換キーを使うことにしたのですが、そうすると、YamabukiRではその設定がないので、DvorakJで自分で作ることにしました。
DvorakJでは元々ものくろさんがorzのベースは作ってくれているので、変換キー部分の割り当てを変えるだけです。
なお、最初のうちはDvorakJの挙動が不安定だったのですが、Google日本語入力を使用するにトグルを入れたら、安定しました。良かった、良かった。
この右手のシフト、親指シフト配列に限らず、ローマ字入力の人も、もし機会があったら、右手を一つずつずらして入力するの、おすすめです。キーボード配列を変更させる常駐ソフトは色々出回ってるので、ひょっとしたらもうそれを作ってる人がいるかもしれません。
もともとノートパソコンで標準の場所で押すと、テンキーがある前には両手の場所がちょっと左寄りになって気持ち悪いなと思っていたのですが、それも解決できました。
これでまた色々と生産性が上がりそうで嬉しいです。