月に1回か2回、不定期に料理教室を開催しています。
私は料理の専門家ではないのですが、スマートクッキングを主流とした料理をなるべく広めたいと思って料理教室を開催しています。
そして、料理教室を開く時に一番最初にお伝えすることは、
「包丁で具材を割らないようにする。割らずに切る。」
ということです。
私も昔そうだったのでよくわかるのですが、どうしても家庭の包丁の使い方と言うと、お母さんの家庭料理のようにトントントントンという形で勢いよく上から振り下ろすのが主流になっています。
しかし水島弘史先生に習ったものの中で最も印象的なものの一つが
「包丁の使い方」
でした。
具材を、上から包丁叩きつけて割るのではなく刃先を使ってちゃんと切るのです。
切るというのは具体的には、上下ではなく、ちゃんと前後に動かすということです。
一番わかりやすいのは刺身を切る時だと思います。お刺身を上からゴンとやると、お刺身も潰れてしまうし、水分も外に出てしまいます。
本当はカボチャもネギも皆同じなのですが、なぜかお刺身でないと急にみんな気を許してかぼちゃもネギも上からゴンと割ろうとします。
多くの人が大嫌いなかぼちゃの切り方も、かぼちゃは切れば切れます。割るからきれないのです。
是非包丁は上下ではなく前後に動かすということをやってみてください。力はほとんどいらずに、色々な物が切れるようになります。