なんだかんだ言って、低温調理スープメーカーとして意外と活躍している、アイリスオーヤマのシェフドラム。

 

アイリスオーヤマにシェフドラムという自動調理器があります。任意の傾きに変えて任意の温度でくるくる回転させながらいろんなものを調理してくれる機械です。

もともとこれを買った目的はホットクックが苦手な炒め物をさせようと思って炒飯とか麻婆豆腐のために買ったんですが、残念ながら

・日本の100Vという電気の規格による鍋型調理器の火力の限界(せいぜい1000wか、最大でも1400wくらいにしか上げられない。シェフドラムは900wなので、炒め物には不向き)

・無水系ではないので、伝導熱が中心であまり、美味しい炒めものものができないこと(炒めものはある程度輻射熱がないと美味しくない)

ということで、早々に、いくつか作って炒め物系は諦めてしまったのですが、思いの外得意だったのが

「低温のスープづくり」

でした。

これまでホットクックや煮込み自慢でも70-90度の任意の温度で機能があったのですが、唯一最大の弱点が

「かきまぜてくれないこと」

でした。

そのため、味噌汁でも野菜スープでも結局、私が最終的にかき混ぜる必要がありますし、そもそも煮込んでる間にかき混ぜてくれないので、味が均一になりません。

ところが、シェフドラムは80度とか90度とかでも、結構な速さでぐるぐるかき混ぜてくれます。加えて具が少ない時には傾きを変えることができるので、少量のスープでも上手に作ってくれます。

写真は、トマト2つと、しめじとマッシュルームを1パックずつ入れて、80度で20分ほど、かきまぜてもらったもので、ちゃんとトマトの酸味がしめじ・マッシュルームと調和していて、別々感がなくてばっちりです。

今年は、雑煮の汁もシェフドラムで作りました。みつばとしいたけと鶏肉を入れて、水と醤油を少々で、ぐるぐる80度でかき混ぜてもらってばっちりです。

スープメーカーとしてこの値段を出すかどうかというのは多少疑問ですが、でも最近は下手すると、ホットクックよりもよく稼働してます。稼働率で言うと

ヘルシオ>シェフドラム>ホットクック

という感じです。

沸騰しない温度でコツコツとスープを作りたい、という需要がどのぐらいあるかわかりませんが、それがある人にはおすすめです。