カタン戦略論その6。発展カードをほとんど引かず、盗賊上等で早めに生産力と港で逃げ切るケース

基本戦略の中で、発展カードを引くことが大事という説明をしましたが、自分の陣地によっては、ほとんど発展を引かないケースもあります。

例えば、この陣地(赤)だと、木をほぼ独占して、かつ、鉄の生産量がそこそこある中で、木港と鉄港も取っているので、他の人が生産量を増やす前に、さっさと発展カードを引かずに都市化を優先させ、盗賊が出ても、

  • 5の木
  • 10の鉄
  • 8の木
  • 6の鉄
  • 9の麦

など、私の優良資源地がたくさんあるので、盗賊はすべての出目を抑えることは出来ないので、盗賊は割り切って放置します。

どうせ、これだけリードしていると、他の3人からの盗賊の集中砲火を受けるので、騎士を多少持っていても多勢に無勢です。そして、自分が7を引いたときには、騎士カードを明らかに持っていない緑に盗賊を押し付け、あとは発展を引かずに、黙々と開拓地と都市を作り続けます。

あと、意外でしょうが、2や12はめったに出ませんが、出たときに、一人だけ有利になるので、出目の確率よりはお勧めです。カタンは自分に資源がいくつ出るかではなく、自分が他の人よりどのくらい多く資源が出るか、というゲームだからです。なので、今回の陣地でも、2の麦と12の木が意外にリードに効きました。

また、木港と鉄港があると、最長交易路も簡単にとれるので、15ターンくらいでさっさと勝ってしまいます。

生産力強化を主軸においた、スピード戦略です。青の立地も、もともと悪くないのですが、青は発展を引いている分だけ、こちらのスピード戦略に取り残されて負けています。