長年の懸案だった、ストレスがなく、かつ軽い「親指シフト環境」とうとう、Androidでできました

これまで、親指シフトを自宅以外でしようとする時には、とにかく色々な壁に当たってきました。

まずはハードウェアの壁でして、持ち歩き用のキーボードはスペースキーが長いものが多くてなかなか変換キーがいい場所にないので、親指シフトの時に指が曲がってしまいます。

次はソフトウェアの壁でして、それなりに親指シフトのエミュレーターは発売されているのですが、同時打鍵の反応が甘かったり、誤入力が多くなってしまうので、ミスタッチが多くなってしまい、本来「指がしゃべるキーボード」としての特性が薄れ、あまり、親指シフトを使う意味がなくなってしまいました。

ところが

・そこそこ性能の良いAndroid端末

・OyaMozcという性能の良いAndroid用の親指シフトエミュレーター

OyaMozc — INWORKS

・Nキーの真下に変換キーがある、Bluetoothの折りたたみキーボード

この組み合わせで相当快適に親指シフトができるようになりました。

これまではiPadにかえうちを使ったり、レッツノートを使ったりしていたのですが、かえうちだと有線のキーボードを使わないといけないし、レッツノートもwindowsベースなので出先でちょっと作業をしようと思う時に、ハードもソフトも重たすぎて、親指シフトのためだけに持ち歩くのは不可能でした。

ぱぴぷぺぽもやっと、家でも訓練して、小指シフトでなく、親指シフトでも出せるようになったので、OyaMozcで問題なくなったし。

写真の組み合わせですと、総重量は大体、レッツノートのRZシリーズ1台とさほど重さは変わらないのですが、何が楽かというとRZよりは遥かに早いということです。また、キーボードもRZシリーズは折りたたみではないので、ピッチが小さいため打ちにくいです。

iOSシリーズでは、キー入力の部分を公開していないので、どうしても親指シフトのよいエミュレーターがありませんでしたが、これをAndroidに変えたことで一気に世界が開けました。

先程もホテルのカフェで、仕事の打ち合わせが終わったあと40分ぐらいぱちぱちと1人で作業をしていましたが、あまりの快適さに感動で泣きそうでした。

これまで親指シフト環境を持ち歩きたい時は快適に入力するには重さを我慢するしかないし、軽くすると打ちにくさを我慢するしかなかったのですが、軽くて打ちやすい環境がやっと手に入ったのです。

これで最近は音声入力に負けてあまり私が時間を使ってこなかった親指シフトですが、特に声が出せない外の環境では親指シフトがこれからもますます活躍してくれそうです。