果物に対する日本の感覚の違いがおもしろい。海外では野菜の仲間、日本ではお菓子の仲間

うちの冷蔵庫で、豆の次に容積を占めているのは果物です(野菜は野菜室に詰まっている)。

パイナップルをよくホールで買いますし、りんごは5-6個入り、ブルーベリーはメガパックで買います。

よく、シュガーレスだと寂しくないのですか、お菓子はほしくなりませんかと聞かれますが、果物をガンガンに食べているので、ぜんぜんそんなことないです。パンにも、よく、ドライフルーツを混ぜて焼いています。

で、あまり知られていませんが、日本は先進国の中で、とても果物の消費量が少ない国です。政府の1日200g推奨に対して、平均が100gくらい。しかも、高齢の方はたくさん食べていますが、若者ほど、果物の消費量が減ります。

しかもこれ、毎年、どんどん食べなくなっています。一番食べているイタリアが、1日一人400gくらい食べています。

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高い、食べにくい、日持ちがしないなどが果物離れの原因のようですが、海外では、野菜を食べなさいというときには、野菜というよりは

「ベジタブル&フルーツ」

という形で、果物も一緒に推奨しています。ところが、日本は野菜だけ食べればオッケーみたいな風潮になっていて、でも、さすがに政府も気づいて、果物200gの推奨をしています。

よく、若い世代の方に「子どもの間食に何を用意しておけばいいか」と尋ねられるので、スナック菓子の代わりに生果物を切っておいておく、ということを推奨しています。

子どもたちは切るのはめんどうでも、切ってあれば食べますので、パインでも、りんごでも、切っておいてあげるか、あるいは、うちはアップルカッターをおいているので、子どもが勝手にまるごと1個、これで切って食べています。

まぁ、よかったら、大人も子どもも、もっと果物たべてみてください。果糖が心配でも、果物ごと食べる分には、繊維質も多いしだいじょうぶです。ジュースとか、スムージーとか、いろいろ縮めるから、食べ過ぎになるわけです。歯で砕いて食べることをおすすめします。