我が家のご飯は原則、低温調理を中心としたスロークッキングです。
仕掛けてから食べるまで一番時間が短いものでも30分、長いものだと数日単位です。
例えば天然酵母のパンですと種起こしから発酵まで考えると、口に入るまでだいたい2日かかります。
主食にしている玄米も浸してから少し発芽させて口に入るまで半日です。
納豆は大豆を水に浸して、蒸して、その後16時間発酵させるのでこれも2日ぐらいですかね。
一番短い味噌汁も、味噌の発酵時間を除いても30分ぐらいです。低温からゆっくり加熱します。
野菜類もサラダの野菜を除いて、ほとんどヘルシオの70°から90°の低温蒸しを使って、数十分くらい蒸してから使っています。かぼちゃだと、80度で30~40分蒸します。
なぜこのような手法にたどり着いたかと言うと、スロークッキングだとまず料理の失敗がほとんどないことと、調味料が最小限にすむからです。食材の質にも、味がほとんど左右されません。それぞれ持っている食材の良さが最大限に引き出されるからです。
これも聞くと一見面倒臭さそうなのですが、私自身が行う作業は一つの品についてせいぜい一回10分以内ですから、後は機械に任せて時間管理だけをしておけば大丈夫です。
そして今日食べようと思うものは1日前とか2日前に仕掛けたものが食卓にのぼりますので、別に食べようと思ってからものすごく待つわけではありません。
スロークッキングは在庫管理が難しく、需要変動に対して柔軟に対応できないので、外食では商用ベースにはなりにくいと考えています。まあだからこそなるべく自宅で作るわけですね。
一度、スロークッキングになれてしまうと、こんな楽な手法はないということが分かるのですが、それにはさすがに現代人は鍋やその他に張り付いてるわけにはいかないので現代の文明の利器である様々な電化製品の力を借りる必要があると思っています。
一番簡単なスロークッカーは炊飯器ですので、是非炊飯器をもっともっと活用してみてください。ちょっと余裕が出てきたら、
- シャープ ヘルシオウォーターオーブン(70~95度のソフト蒸し機能付き)
- シャープ ホットクック(40~90度の発酵機能付き)
- 象印 煮込み自慢(40~90度の温度管理機能付き)
あたりを試してみてください。
とにかく、なんでもおいしくなります。作り方もあまり気を使わなくていいし。なんせ、10分とか20分時間間違えても、分母が長いから、なーーーんの問題もないので(笑)。