味覚過敏について。私が異常に自炊にこだわる理由でもあります。

これまでたまにメルマガとかでは簡単に説明してきたのですが私は父親からの遺伝で、味覚過敏の性質があります。

いわゆる「スーパーテイスター」と一部では呼ばれるものですが、とにかく食べ物の味について良くも悪くも異常に敏感です。

なので、小さい頃の給食の時間は食べられないものが多くて、掃除の時間まで残されて、本当に死にそうでしたし、今でも市販のお弁当や外食は苦手です。

どう敏感かと言うと、塩分や糖分や脂肪分そのものに敏感な他、他の人が感じないような苦味や油分や添加物を感じ取ってしまうのです。そうすると文字通り、自分の好みでない食べ物が喉を通りません。

お酒を飲んでいた頃は、イベントなどでワインテイスティングをしたり、 日本酒の銘柄当てをしたり、テキーラやシェリー酒の銘柄当てをするときにも、難なく当てるので、よほどののんべいだと当時は笑われたのですが、飲むとあきらかに味が違うのに、当時、なぜみんなが違いがわからないのかが分かりませんでした。

そして同じ食事を何人かでとっていると、だんだんわかってきたのですが、私の友人にも同じような味覚過敏の人がいて、私たちの感覚が大体いつも同じなのです。そういう人は自分だけではないのだと気づきました。

なので、もう最近は完全に諦めて、自炊に徹することにしました。

そして五反田のゲームカフェも改装して、色々な食事を自分で作れるようにしました。そうすれば自分でセミナーを開いたときにも自分で食事が作れるからです。

昔、セミナーの時には、自分だけ家からお弁当を持って行っていたのですが、それだったら、その場で作ってしまった方が手軽です。

まあだからこそ、私がよく「ここが美味しい」と言うと、結構みんな信じてくれます。私が持っているゴルフ場の会員権のクラブも、 コースではなく料理で選びました(笑)。勝間塾のゴルフコンペはいつもそこのゴルフ場でしか開きません。

そのゴルフ場のレストランも始め全く気付いていなかったのですが、 やはり野菜は無農薬や減農薬、調味料も添加物がないものしか使っていないそうです。そして、一般的な味付けよりは減塩・減糖をしています。

味覚過敏の父親が、よく味覚過敏でない母親の料理にケチをつけて文句を言っていた姿を見て、悲しく思っていたのですが、自分が成長してみると他人の料理に心の中ですが、ケチをつける大人になってしまいました。

なので私は人にケチをつけるぐらいであれば、なるべく自分で作ろうと思っています。

これ読んでる方にも味覚過敏の方が一定割合いると思います。是非味覚過敏のみなさん、良くも悪くもそれは私たちの個性ですので、うまく社会と折り合いをつける方法を見つけてみてください。