ホットクックの得意料理・不得意料理と、もっとも重要な使い方のコツ

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ホットクックで普段何を作ってるのか、質問があったのでエントリーをつくります。すべてシュガーフリーです。

家にあるのは2.4リットルの旧型2台と、2.4リットルの新型1台です(写真は、旧型2台です。一番左は象印の炊飯器。炊飯用。もう1台のホットクックは、別の場所にあります。)。

1. ヘビロテで作るもの

1週間に一度は登場するメニューたちです。

各種シチュー類

  • トマトシチュー
  • ホワイトシチュー
  • ビーフシチュー

これがたぶん、ホットクック、一番得意です。適当に、野菜と肉とキノコ入れて、トマトシチューだったらトマト4個くらいあら切りして、塩0.6%入れて、ミートソースメニューでチンで30分。

ホワイトシチューはもう少し手間がかかって、肉と根菜と材料測ったら、その合計の3%の小麦粉と、20%の水を入れて、まずはホワイトシチューコースで加熱。最後に水と同量の牛乳を入れて、2分追加。塩はなので後々合わせる水分も含め、最初の具材の量に1.4をかけて、そこに0.6%をかけて計算していれておきます。

ビーフシチューは、トマトシチューとほぼ同じですが、とろみをつけたいので小麦粉をトマトを合わせた全分量の3%くらいの小麦粉をまぶしておきます。あと、肉が固い場合は少し長めで、ビーフシチューコース。

ホットクックは上についているまぜ技ユニットがまぜるので、とろみをつけて混ぜながら煮る作業が1番得意です。ただじゃがいもとかかぼちゃは気をつけないと粉砕してしまうので、じゃがいもの場合はせいぜい8つ切り、かぼちゃはスープにする時以外は混ぜないほうがいいです。

カレー・カレー・カレー

まぁ、基本的な作り方はトマトシチューと同じですが、大体2.6リットルだとそこにGABANのカレー粉を20gくらい追加します。これも後入れだとめんどくさいので、最初から塩と同じタイミングで追加しています。

ポイントは、ルーを水で作ると美味しくなくなるので、基本的には生トマト、生トマトがないときには、ストレートのトマトジュースやホワイトソースで作っています。 塩とカレー粉だけなので、健康にいいカレーです。

ポタージュスープ

これもホットクックが来てから、かき混ぜながら加熱してくれるので、簡単に作れるようになりました。かぼちゃを3センチ角とかに切って、玉ねぎのみじん切りと合わせて、合わせた分量の水分の2分の1の水を入れ、ポタージュスープコースでチン。出来上がり際に、水分と同僚の牛乳を入れて6分加熱。なので塩は、最初の具材の量の倍に0.6%をかける形になります。

かぼちゃはサツマイモでもジャガイモでも根菜系だったら大体大丈夫です。キノコを入れることもあります。

出来上がったらそのままでも良いのですが口当たりを良くしようと思うと、ブレンダーでもう少し混ぜます。

2. まぁまぁ、作るもの

2週間から3週間に一度くらい

ごくごく普通の煮物や味噌汁

  • 鳥大根
  • 肉じゃが
  • 味噌汁
  • 豚の角煮

この辺も基本的に作り方は同じです。材料入れて、材料の分量に合わせてひたひたの水を入れたり入れなかったりで、そして全体が0.6%の塩分になるように、塩やしょうゆやみそを加えて、チンです。

水を入れるかどうかは、具材で出来上がったタイミングの時にちょうどひたひたになるかどうかの判断です。例えば豚の角煮は豚からほとんど水が出ないため、はじめからひたひたにしてみますし、鶏大根の場合は大根から水が出るため、完全に隠れるほど水を入れるとまずくなるので、半分ぐらい入れます。

肉じゃがはもともとそれぞれがちょうどいいくらいもっていて、蒸せば十分なので、大さじ3杯ぐらいしか入れません。

ブレイズ

野菜やアボカドや肉がほんの少しずつ余った時に、簡単な炒め煮をつくります。こちらは野菜とその他のものを入れて、必要に応じてわずかにグレープシードオイルやオリーブオイルを入れて、後は塩を入れて、手動で15分ぐらい蒸し炒めにします。

3. うまく作れなくてあきらめたもの

最後はどうにもこうにも奮闘したけれども、とうとううまく作れなかったものたちです。

炊飯系全般

一応炊飯できない事は無いのですが、炊飯器のほうがはるかに優秀なので、特にホットクックを使う意味がありません。

魚料理全般

ホットクックは構造上、匂いや臭みが外に全く逃げないので、少なくとも私が東京で買えるスーパーマーケットの魚のレベルでは、美味しく出来ませんでした。

肉が主役の料理

ホットクックに肉を入れると、肉料理の適温である70度前後ではなく、100度弱で常に調理されるため、その肉はほとんど野菜その他のためのダシと化すので、肩ロースのような高級肉入れたらもったいないです。

私はもっぱら、鳥だったらもも肉豚だったらバラ肉を中心に使っています。高い肉はヘルシオのオーブンレンジのほうに調理をさせています。シチュー類は、安い塊肉がお勧めです。

4. 最後に、一番大事なコツを・・・

私、ホットクック発表直後の2015年に1.6リットルを買って、10メニューくらい作って、どれもまったくうまく作れなくて、3日であきらめて、人にあげてしまったことがあります。

そしてその時に何を失敗していたかというと、実は、

付属のレシピそのままで作ろうとしていた

事でした。付属のレシピは全体的に味が濃いのと、無水料理と言いたいが故に、水の代わりに酒を使いすぎていて、酒臭くなるのです。そのため、私が普通に鍋やフライパンで作る料理よりまずくなって、ほんとうに驚きました。そして、私の周りの料理好きな人たちも、けっこう同じ道をたどって、半年くらい放置していたケースが多いです。

なので、ホットクックをマスターしたい場合は、バーミキュラとかストウブのような無水鍋のレシピを参考にしたほうがいいと思います。 私は、ホットクックの本質が電気無水鍋だと言うことにやっと気づき直して、うまく作れるようになりました。

一度だけ、ホットクック教室開いたことあるのですが、そのうち第2回も計画したいと思います。百聞は一見に如かず、なので。